予算管理サークル運営
サークル・部活の予算の立て方|総会で通る予算案の作り方と例
2026年7月17日 約6分で読めます
会計報告が「過去」を示す文書なら、予算案は「未来」を示す文書です。総会ではこの2つが対になって求められます。予算があると、部費の根拠を説明でき、期の途中で「お金が足りない」と慌てることも減ります。この記事では、前年度の実績をもとに年間予算を組む手順を、例つきで解説します。
予算案に必要な項目
- 前期繰越(見込):今年度の開始時点で手元にあるお金。
- 収入の見込:部費・入会金・補助金・イベント収入など。
- 支出の見込:費目ごとに1年分。合宿・大会など単発も忘れずに。
- 予備費:想定外に備える枠。収入の5〜10%程度が目安。
立て方は前年度実績ベース
予算はゼロから想像で作るのではなく、前年度の会計記録をベースに組むのが基本です。「昨年この費目に◯円使った」を出発点に、今年度の増減(部員数の変化・新規イベントなど)を加減します。記録がない初年度は、同種の団体にヒアリングするか、少なめに見積もって予備費を厚くします。過去の集計が費目別に残っていれば、この作業は数十分で終わります。
予算案の例
数字入りの例を示します(部員30人・年会費6,000円のサークルを想定)。
- 前期繰越:45,000円
- 収入の部:部費 180,000円(6,000円×30人)+ 補助金 30,000円 = 210,000円
- 支出の部:会場費 84,000円/備品 30,000円/イベント 60,000円/予備費 21,000円 = 195,000円
- 次期繰越(見込):45,000+210,000−195,000 = 60,000円
このように「繰越+収入−支出=次期繰越」が成り立つ形にまとめると、総会でも通りやすくなります。部費をいくらにするかの考え方は「部費・サークル費の相場と決め方」を参照してください。
予算と実績を突き合わせる
予算は立てて終わりではなく、期の途中で実績と比べてこそ意味を持ちます。「イベント費が予算の8割を使った」と早めに分かれば、残りの使い方を調整できます。大幅にズレる場合は総会で予算修正をかけます。
Club Fundは収支を費目別・年度別に自動集計するので、前年度実績がそのまま予算の下敷きになり、期中も「予算に対して今どれだけ使ったか」を追えます。予算と実績の対比表もそのまま出せます。
まとめ
予算案は「前期繰越・収入・支出・予備費」を前年度実績ベースで組み、期中に実績と突き合わせるのが基本です。年度末に対になる会計報告は「会計報告書の書き方」をご覧ください。